岩手町の秋まつり
先週末は、岩手県の岩手町で開催されていた秋まつりに参加し、フィールドレコーディングをしていました。郷土芸能である駒踊りや獅子踊り、七ッ踊り、そして風流山車など、視覚的な見応えはもちろんのこと、聴覚的にも、脈々と受け継がれてきたであろう旋律や躍動を生で体感することができて、とても贅沢な時間でした。
最近、サウンドスケープという考え方自体からきちんとリサーチし直そうとしていて、単に自然や都市の環境音を聴取したり録音したりすることだけではなく、なぜその音が鳴っているのか、はたまた「いま・ここには鳴っていない音」があるとしたら、それはなぜ鳴らなくなってしまったのかを考察したりと、いろいろな角度から環境の音に向き合おうとしています。音の視点から都市や環境をどのように知ることができ、介入できる可能性があるのか、混み入ったテーマですが、もっと奥まで進んでみたいです。